影響の英語とInfluenceの意味

この間ある生徒に「影響の英語は何ですか」って聞かれて答えるのにちょっと苦労した。なぜかと言うと一つの言葉を日本語から英語にすると色んな意味や使い方が出てきて何を言えばいいか分からなくなる。

とにかく「影響の英語」の話は結構面白かったからこの投稿を書くことにした。

「影響」の様々な英語を勉強しよう。そして、英会話で使えるようにしよう。

影響=influence?

影響の英語が聞かれたときに最初に思い浮かんだのは”influence”って言葉だ。

influence (ínfluːəns):

名詞

1 ー the power to change or affect someone or something : the power to cause changes without directly forcing them to happen

(良くあるのは influence + on, upon, or over)

Her parents still have a great deal of influence over her.
彼女は今でも両親に大きな影響を受けている。

His health problems had a big influence on his decision.
彼が決めたことは彼の病気に大きい影響をされた。

2 ー [count] : a person or thing that affects someone or something in an important way

My parents have been major influences in my life.
人生で私は両親に大きな影響を受けた。

他動詞

1 ー to affect or change (someone or something) in an indirect but usually important way : to have an influence on (someone or something)

I was deeply influenced by my parents.
私は両親に膨大な影響を受けた。

Learner’s Dictionary

その定義を見たら分かるかもしれないけど、それだけで使えるようになるのは難しいよね。もっと細かく説明させて下さい。

influence(名詞1)の使い方

名詞だから使い方は山ほどあるんだけど一番見るのは “A have an influence + on/over/upon B” 例えば:

(A) + to have + [an] influence + on/over/upon + (B)

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A = my parents
B = me

As a child, my parents had a huge influence over me.
子供の頃は両親に大きな影響を与えていた

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A = Professor Watson
B = my decision to major in Economics

Professor Watson had a substantial influence on my decision to major in Economics.
プロフェッサーワトソンの相当な影響で経済学を勉強することにした

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A = his time studying abroad
B = his values

His time studying abroad had a large influence on his values.
留学していた頃彼の価値観に大きい影響を与えた

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こんな文だと over と on と upon はそんなに違わないけど一番聞くのは on だと思う。後、over だと結構強いニュアンスがする。

influence(名詞2)の使い方

be動詞を使うことで影響を与える物事イコールinfluenceって言う文も言う。例えば、前の例文を言い換えると:

(A) + be動詞 + [an] influence + on/over/upon + (B)

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A = my parents
B = me

As a child, my parents were a huge influence over me.
子供の頃は両親に大きな影響を与えていた

————————–

A = Professor Watson
B = my decision to major in Economics

Professor Watson was a substantial influence on my decision to major in Economics.
プロフェッサーワトソンの相当な影響で経済学を勉強することにした

————————–

A = his time studying abroad
B = his values

His time studying abroad was a large influence on his values.
留学していた頃彼の価値観に大きい影響を与えた

influence(動詞1)の使い方

動詞だと主に二つの言い方がある:

(A) influences (B).
(A) is influenced by (B).

分けて説明する:

(A) influences (B).

(A) は (B) に影響を与える。

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(A) is influenced by (B).

(A) は (B) に影響をされる。
(A) は (B) に影響を受ける。

(A) influences (B).

The body and the mind influence each other.
肉体と精神は相互に影響する. – 研究社 新英和中辞典

(A) is influenced by (B).

(A) は (B) に影響される
(A) be動詞 influenced by (B)

We are influenced by our environment.
我々は環境に影響される – Tanaka Corpus

例文を読みながら練習しよう:

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A: we
B: environment

We are influenced by our environment.
我々環境影響される

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A: I
B: my parents

I was influenced by my parents.
両親影響された

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A: people
B: media

People are influenced by the media.
人々メディア影響される

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A: children
B: teachers

Children are influenced by their teachers.
子供先生影響される

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和英翻訳でこういう構文は「(1)は(2)の影響を受ける」という文にも翻訳されることが多い:

We are influenced both by environment and by heredity.
我々は環境と遺伝の両方の影響を受けている – Tanaka Corpus

Character is influenced by various circumstances.
人格というものは種々の影響を受けてできるものだ – 斎藤和英大辞典

“easily” を “influenced” の前に入れれば「受けやすい」って意味がする:

Students are easily influenced by their teachers.
学生達は教師の影響を受けやすい

“influence” と「影響」の違い

Influenceと影響の語源

influence の語源

influence (n.)
late 14c., an astrological term, “streaming ethereal power from the stars acting upon character or destiny of men,” from Old French influence “emanation from the stars that acts upon one’s character and destiny” (13c.).

Also “a flow of water,” from Medieval Latin influentia “a flowing in” (also used in the astrological sense), from Latin influentem (nominative influens), present participle of influere “to flow into,” from in- “into, in, on, upon” (see in- (2)) + fluere “to flow” (see fluent).

分かりにくい英語だけど出来る限り日本語で説明する…

14世紀の後半の天文学の専門語:「人間の性格や運命に影響を与える星の霊妙に流れている力」。古フランス語から。

後、中世ラテン語「influentia」は「水の流れ」って意味だ(天文学の使い方もある)。

すなわち、”influence” という言葉は不思議な霊妙に流れている力って意味だったね。面白いことに “influere” というラテン語は「流れ」って意味で英語の色々な言葉に出ている。例えば、”fluent” って言うのは「ペラペラ・流暢」だよね。言葉が自然に流れているように話すと”fluent”だからね。日本語の流暢もそうでしょう。

Online Etymology Dictionary

関連のよく言われている言葉をリストアップしようかな〜

influence / 影響、「人の中へ流れ込むこと」

[語源] in(=into) = 中に流れ込む
【語根】flu-, fluct-, flux-
【語根の基のラテン語(L.)・ギリシア語(Gk.)】
L.fluere = to flow(流れる)

affluence / 裕福、流動 / [語源] af=ad(=to)
affluent / 豊富な、支流
flood / 洪水、氾濫する
fluctuate / 動揺する、波動する / [語源] L.fluctus(=wave 波) =波のように動く
fluctuation / 動揺
fluency / 流暢、なだらかさ
fluent / 流暢な、(流れるような)
fluid / 流動体(液体liquidと気体gas)、液体
fluidity / 流動性、変わりやすさ
flush / (下水など)水を流して洗う、(顔を)紅潮させる
flux / 流れ、不断の変化・変遷
influential / 有力な、影響を及ぼす
influenza / インフルエンザ、「星の影響と考えられた」
influx / 流入、殺到
superfluous / 余計な、余分の「上に流れる=あふれる」 / [語源] super(=over) = 越えて流れる

よく聞いている言葉だけリストアップしたけど、ALC のページに他の言葉も載ってある。

影響の語源

影が形に従い、響きが音に応じるの意から

goo辞書

影響とinfluenceの語源はちょっと似ていると同時に似ていないんだね。なんか賢いことをここに書きたいけど…無い。なんで語源を紹介しようとしたか忘れたみたい。とにかく、影響とinfluenceは同じじゃ無い。influence と affect の違いを見ればもっとわかりやすいと思う。

affect と influence(動詞) の違い

ネットで influence と affect の違いについて日本語で色んな記事を読んで少し分からなくなってきた。笑。日本語ではそんなに二つとも同じように使われているから。

この説明は良かったと思う:

effect(効果) vs. influence(影響)

効果と影響の違い、これはもう日本語の問題といって良いと思います。

効果は、何かをしたとき何かが発生する直接的な因果関係があるのに対して、
影響は、間接的な因果関係だけ。

the effect of the medicine (薬の効果)
the influence of the weather (天気の影響)

薬が直接何かをするので、効果です。
天気が直接的に何かをするわけではないので、影響です。

the influence of the medicine (薬の影響)
この場合、薬の効果が及ぼした影響を意味します。

affect(影響を及ぼす) vs. influence(影響を与える)

動詞のaffectとinfluenceは日本語では、同じような意味をしています。

ところで、動詞のaffectは名詞のeffectへ変換できます。
affect → have an effect on

上記のeffect(効果) vs. influence(影響)の説明と同じ説明になります。

affect = have an effect on(直接的な因果関係)
influence = have an influence on(間接的な因果関係)

Eikaiwable.net(結構面白いサイトだ)

こんな細かい説明を読んでも分からない場合は気にしなくていいと思う。一貫して長時間英語に接すれば自然に分かるようになると思う。後、もうちょっと上達した後で簡単に分かるかも。

subject to = 影響を受けやすい?

この投稿の下調べをしていた時にはたまに “be subject to” が入っている文が出て説明したら良いかな〜って。時々「影響を受けやすい」って意味だ。例えば…

Japan is subject to earthquakes.
日本は地震の影響を受けやすい– Tanaka Corpus

subject to―【形容詞】
…に》 影響されやすい.

The prices are subject to change.
価格は変わることがあります.

Weblio: subject

(1) be動詞 subject to (2)
「(1) は (2) に影響されやすい」って定義あるけど、この説明は足りないと思う。例えば、”Children are subject to their parents” はちょっとおかしいんだ。なぜおかしいかと考えてみたけどこの説明に当たった:

(1) が (2) に影響されたら驚くことでは無い。

こんな使い方だと(2)はいつも起こることだ(change《変化》, earthquakes 《地震》, mischief 《いたずら》)だから事件を表さない名詞(人とか)だとちょっと変だ:

Japan is subject to earthquakes.
日本は地震に影響されやすい
[日本では地震が起こったら驚くべきでは無い

This contract is subject to change.
この契約は変わることがあり得る
[=この契約が変わったら驚くべきでは無い

impact

影響の英語

impact は effect の強い言い方だと覚えたら分かりやすいと思う。上で説明したように impact は effect と同じように「効果」って意味で言う名詞だけど、effect よりも強い言葉だ。

The impact of science on society is great.
社会に対する科学の影響は大きい。 – Tanaka Corpus

The news had an impact on him.
そのニュースは彼に影響を与えた – Tanaka Corpus

The computer has made a great impact on modern life.
コンピューターは現代の生活に大きな影響を及ぼしている。 – Tanaka Corpus

影響の英語

少しでも分かるようになりましたか??間違えやすい言葉についての投稿になったみたい。細かい違いや使い分けやニュアンスがなんと難しいよね。

質問があったら是非コメントで聞いてください。

後、この投稿が面白いと思う方は購読者になってくれたら光栄です。勉強するガイドとかも送りますからね…

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外部のリンク

Niko

Niko

ニコです。今東京、バンコクに住んでいます。いつか北極点の海で泳ぎたいな。なぜかは分からないけど。たまにitalkiってオンライン英会話でレッスンを教えています。 宜しくお願いします